- じょうこく
- I
じょうこく【上刻】江戸時代, 一刻(二時間)を三分した最初の部分。→ 中刻→ 下刻IIじょうこく【上告】〔法〕(1)民事訴訟法上, 控訴審の終局判決に対する上訴。(2)刑事訴訟法上, 高等裁判所の判決に対する上訴。IIIじょうこく【上国】(1)都に近い国。
「~と関東との取合(トリアイ)と云ひ/文明論之概略(諭吉)」
(2)律令制で, 国を面積や人口などで四等に分けたうちの第二等の国。 延喜式では山城・摂津など三十余か国。→ 大国→ 中国→ 下国(3)近世, 石高の大きな藩。 格の高い藩。「幸に~世臣の家に生まれて/鶉衣」
(4)都へ上ること。IV「向後(キヨウコウ)は~の砌(ミギリ)はさいさい待ち入るなどと仰せられ/咄本・昨日は今日」
じょうこく【譲国】天皇が位を譲ること。 国譲り。 譲位。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.